スプステ、ありがとうございました……。

 という事でスプステ千秋楽まで行ってきました!

 役者さん、スタッフさん、本当にお疲れ様でした!最高の景色観させていただきました!!特に蓉司役の方はご飯いっぱい食べてくださいね!

 長くなりそうなので折りたたみます↓

 一応私は哲蓉ルート(通常公演ルート)を3回観に行きました。一回目はちょうど14公演の中の折り返し地点、ってカーテンコールで言われた気がするので、7回目か8回目辺りです。それと昨日の13時公演と最後のステージを観ました。

 なんていうか、本当によくぞここまで作ってくれたな!って気持ちです。あの量があるお話を2時間で収めて観てて観客が「変だな」ってなったりしないように辿らなきゃいけないって本当に大変だったと思います。ていうか原作ありきだとファンの目って一定以上の質を求めてくると思うので、そういう意味でもキャスティングに気を使ったと思うし、台本にもチェックが入ったと思います。いや本当によくまとめたし、役者さんも凄かった……。

 なんていうか、違和感がないんです。

 どうしても私たちはゲームを繰り返しプレイして、声を刻み込んでいたり、一部の印象的なシーンを脳内で映像化してると思うんですよ。少なくとも私はそう。善弥のあの膝を抱えて姫谷を待つシーンとか、あの哲雄の声とか。そういう意味でも「違うな」って一瞬でも観客に感じさせたらもうお芝居は成立しないと思うんですよ。そういう意味でもこういう原作ありきの作品って難しいんじゃないかなって思うんです。

 ですが、一瞬も私は現実に戻されませんでした。

 ずっとsweet poolの世界に入ってて、彼らの生き様を違和感なく受け入れて観続けていました。声とかも違うはずなんですが、なんていうか……話し方とかトーンとか表情とか、すごく彼らだったんです。仕草も表情も私の想像した、私があのゲームをプレイしながら見た光景だったな、って思います。
 あとすごいな?!って感じたのはあのスチルの再現率ですね。いや本当にすごい。「私あのスチル見た!!」ってなりました。姉さんに抱きしめられる蓉司のスチルとか好きでよく覚えてるんですが、見た瞬間にあのスチルそのまんまだ……ってなりました。そういう部分でも本当に嬉しかった。
 個人的にsweet  poolはどうしてもお話が重めですが、最初の方とか睦や神谷先生がすごいいい味出して掛け合ってくれてるのが嬉しかったです。ああ、こんなこともきっとあったんだろうな、と、こういう風に私達がお話で見えなかった部分まで丁寧に再現してくれたのはとても嬉しかったです。彼らのあり得たかもしれない日常感が、あのように進んでいくお話の中で、ほんの少しだけ入ってるのが、救いのような気がします。彼らもただの男子高校生で、ただの人として生きてる時間があったんだなあって。そこでグッときました。

 ちなみに3回同じルートの公演観に行ったわけですが、マジで3回あってよかったなって思いました。
 一回目の時はもうスピードについていくのとエッチシーンのアレソレがあまりに扇情的でうまく観れず、2回目は1回目を踏まえて耐性をつけ、尚且つ一度観てるのでどういう進行で進んでいくかがわかり、3回目で役者さんの細かい仕草や表情、台詞の声の出し方などが観れたという形です。いや本当に3回同じ演目だけどいいの?と家族に言われましたが、3回ないと多分ちゃんとした観劇は出来なかったと思います……。陳情令観てからマジで細かい演技までちゃんと見えるようになったせいか、本当に感情がダイレクトに染み込むというか、「ああ、ここでこういう風にしてるってことはこうかもしれない、ああかもしれない」と解釈を少しずつ掘り下げてもらえるような、そんな気がします。

 あと会場の雰囲気も良かったです!
 公演前って結構みんなおしゃべりしてしまったりすると思うんですが、静かな、なんて言えばいいのかな、重い音が少ししてて、水の音がしてたんです。魚が水面下で泳いでるような、揺らぐような、静かな音。ぱしゃん、ちゃぷん、って。開演する際にその水音が大きくなっていくと始まるって演出をされたんですが、あのBGM欲しい。あの音をずっと聴いていたい。落ち着くような、独特重たいような、あの雰囲気本当によかったなあ……。

 とりあえずスプステは配信が26日あたりまで売ってると聞いたので、睦と善弥ルート買おうと思います。後の2ルートもどんなだったのか知りたい。

 それでは今日はこのくらいで。
 ありがとうございました!